万博でスウェーデン・ナショナルデーに参加!
5月14日 万博スウェーデン・ナショナルデー 〜青と黄色に染まった、かけがえのない1日〜
5月14日、大阪・夢洲で開催中の万博にて「スウェーデン・ナショナルデー」が行われました。この日、私たち関西・スウェーデン友の会のメンバーも、パレードに参加させていただきました。
全国からスウェーデンファンが集まり、関西はもちろん、関東や東海地方からの参加者も含めて、約80名がパレードに参加。

当日は朝早くから会場入り。楽器を持参された方々や、民族衣装を身にまとったメンバーの姿も見られ、待ち合わせ場所の夢洲駅では、すでに華やかな雰囲気が漂っていました。民族衣装を着用するのは、主にダンスや演奏を担当される方々。衣装は地域によって異なるデザインや色彩を持ち、それぞれの個性が際立ちます。

その他のメンバーは、大使館から支給された青と黄色のTシャツに着替えて参加。万博会場に、スウェーデンカラーが美しく映える光景が広がりました。

準備が整ったところで、まずはパレードのリハーサルへ。大屋根リングの下を行進する際の並び順や流れを確認していきます。色とりどりの民族衣装をまとった皆さんが並ぶ光景は圧巻で、思わず写真を撮りたくなる美しさでした。

その後は、今回のナショナルデーのために来日されたカール16世グスタフ国王陛下のご挨拶を拝聴。

厳かな雰囲気の中、国王陛下のお話に耳を傾ける貴重なひとときでした。

そしていよいよ、大屋根リングの下で、国王陛下と彬子女王殿下のお見送りのもと、パレードがスタート。スウェーデン国旗を手に、笑顔で歩く参加者たち。沿道から手を振ったり写真を撮って下さる方も多く、万博会場全体が温かな空気に包まれていました。
パレードの途中には、知り合いの方たちが声をかけてくれる場面もありました。大きなイベントの中で、知った顔に会えるのはやはり嬉しいものです。心地よい緊張と達成感に包まれながら、行進は無事に終了しました。
パレード終了後は、演奏とダンスのメンバーが北欧館(ノルディックサークル)の前へ移動。パビリオンをご訪問される国王陛下を、民族音楽の演奏でお迎えしました。

印象的だったのは、ヴィクトリア・リー駐日スウェーデン大使が、スマートフォンで国王陛下のお姿を気軽に撮影されていた光景。こうした自然体の雰囲気も、スウェーデンらしさの一つなのかもしれません。

国王陛下が会場を後にされた後には、観客の皆さんに向けたスウェーデンダンスの披露も行われ、多くの拍手と歓声が上がりました。

夜には、国王陛下ご臨席のもと、ウォーターショーを鑑賞。なんと、特別な警備もない中、国王陛下が私たちのすぐ前にお座りになられるという、思いがけない出来事がありました。私たちと同じ空間で、自然にショーを楽しんでおられるそのご様子に、あらためてスウェーデンという国のオープンさと、国民と距離の近い王室のあり方を実感させられました(とはいえ、さすがに写真を撮るのは憚られたので、撮っていません)。

ところで、パレードとウォーターショーの間は自由時間だったため、気になる各国のパビリオンを見て回ることにしました。スウェーデンの民族衣装(正確にはレプリカですが)を着ていた私たちは、何度も道を尋ねられたり、「写真を一緒に撮ってもらえますか?」と声をかけられたり。最初は戸惑ったり、照れくさかったりしたものの、次第にその雰囲気が楽しくなり、写真を撮られるのにもすっかり慣れてしまいました(笑)。

こうして、朝から晩までたっぷり楽しんだスウェーデン・ナショナルデー。スウェーデンだけでなく、さまざまな国の文化に触れ、人とつながり、大切な思い出がまたひとつ増えました。ご一緒した皆さん、そしてすべての関係者の皆様に、心から感謝申し上げます。