偉大なスウェーデンのデザイナー「スティグ・リンドベリ展」大阪で開催
北欧デザインを牽引した偉大なアーティスト、スティグ・リンドベリ（1916-1982）の魅力に触れる展覧会が大阪高島屋で開催されます。
リンドベリはスウェーデンの陶芸家でありデザイナーとして、20世紀北欧デザインの象徴的存在。食器や皿などのテーブルウェアはもちろん、ファイアンス（錫釉陶器）、一点もののアートピース、テキスタイル、絵本の挿絵やスケッチまで、多彩な作品が世界中で愛され続けています。
本展では、リンドベリの初期から晩年までの約300点の作品を一堂にご覧いただけます。普段は手に取ることのできないアートピースも間近で鑑賞でき、北欧デザインのパイオニアとしてのリンドベリの感性や遊び心に触れる貴重な機会です。
私もリンドベリの作品を少しだけ手元に持っていて、こちらの写真は私物のプレートです。この中には復刻されているデザインもありますが、こちらは全て発表当時のビンテージです。
同時代にフィンランドのアラビアで活躍したカイ・フランクが要素を削ぎ落したデザインと無名性にこだわったのに対し、リンドベリは絵画的なデコレーションを施し、裏面には署名「S. Lindberg」あるいは「Stig Lindberg」を刻むなど、作家性を大切にしたデザイナーでした。
左から、Turtur（1972年/ソーサーのみ）、Spisa Ribb（1955-74年）、Adam（1959-74年）、Berså（1960-74年）、Salix（1950年代/ソーサーのみ）です。ソーサーにも魅力的なデコレートが施されている作品の場合は、小さなプレートとして使っても違和感がありません。
身近なアーティストとして、こうして日常の中で楽しめるのも魅力のひとつ。展覧会を訪れる前に、ぜひこの作品とともにリンドベリの世界を少しだけ感じてみてください。
会場・日程
大阪高島屋 7階グランドホール
2025年9月10日（水）〜9月21日（日）
ご入場時間：午前10時〜午後6時30分（午後7時閉場）
北欧デザインやリンドベリにご興味のある方、ぜひこの機会に足を運んでみてください。
詳しくは下記のリンク先からご覧ください。
