『私はカーリ、64歳で生まれた』レーベンスボルン(命の泉)でヒットラーの子どもとして生まれた女性の来日講演
かつてナチスのレーベンスボルンと呼ばれる政策に基づき、特定の人種や遺伝的条件を持つ子供を育てるために設立された機関があった。そこで生まれたカーリ・ロースヴァルさんによる初来日講演開催!
スウェーデンで育ち、成人するまで自分がノルウェー生まれと知らなかったカーリ。64歳で初めて出生にまつわる事実を知った。過去をさかのぼる自分探しの旅で恐ろしい歴史と女性たちの悲劇に出会う。自身の体験を綴った彼女の著書『私はカーリ、64歳で生まれた』は2021年に日本で翻訳出版された。この4月、コロナ禍で延期していた来日講演がようやく実現!
■著書
『私はカーリ、64歳で生まれた』
スウェーデンで養父母に育てられた、聡明な女性カーリは就職を機に、出生地がノルウェーだと知らされる。赤十字から生みの母オーセがオスロに住んでいることを知らされ、会いに行くが冷たくあしらわれる。その後、偶然のきっかけから64歳になって初めて自分の赤ちゃん時の写真と、ナチスの「レーベンスボルン(生命の泉)」計画で生まれたことを知る。ナチスはホロコーストでユダヤ人を殺りくする一方、純粋のドイツ民族とされたアーリア人増殖施設「レーベンスボルン」を国内だけでなく、占領したノルウェーにも設立した。そこではナチス親衛隊の男と現地の“選別された”女性から生まれた子どもを育て、カーリもその一人だった。彼女の自分探しは恐ろしい歴史とのかかわりに出会い、過去をとりまく悲劇と希望が壮大なドラマへと展開していく。 この実話は、共に運命に翻弄されながら懸命に生きた2世代の母親の物語でもある。恐ろしい出生の秘密にたどり着きながらも人を愛し続け、ついに幸せと安住できる『家』を見つけたカーリの物語である同時に、二重、三重の苦しみに押しつぶされたオーセの悲しい物語でもある。
— Amazon解説より
■著者
Kari Rosvall(カーリ・ロースヴァル)
1944年、ドイツ軍に占領されたノルウェーで生まれる。戦後スウェーデンの孤児院に送られ、養父母に育てられた。看護助手をしている時にオスロに生みの母がいることを知り、会いに行く。その後幾多の試練を乗り越え、1997年にアイルランドに移住し、夫スヴェンと暮らしている。
■イベント詳細
日時:2024年4月24日(水)18時半から20時
場所:カフェポーヨネン(京都府京都市上京区真盛町726-35)
料金:700円(当日現金払い)※飲み物は別途ご注文下さい
参加人数:20名
※会場にて著書を購入いただけます。
講演はスウェーデン語で行い、通訳として翻訳された速水望氏が入られます。1時間ほどの講演のあと、質疑応答の時間を30分設けています。カーリさんは日本の方との交流を楽しみにしていらっしゃいます。ご質問だけでなく、感想などもお聞かせいただければと思います。
■東京講演も下記の日程で行います。
日時:4月18日(木)18時半から
場所:東京工業大学内つばめテラス
申し込み方法:下記リンク先フォームより海象社へ直接お問い合わせ、あるいは電話(03-6403-0902)にてお申込みください。
海象社問い合わせ
■お申し込み方法
お申し込みはイベント・コミュニティ管理サービス「Peatix」経由で受け付けます。下記リンク先からお申込み下さい。
※申し込みの際にPeatixに登録する必要があります。
※ご予約のキャンセルや変更は1週間前までにご連絡ください。
※キャンセル・変更のご連絡は、Peatix経由でお願いします。